循環器内科医
由利 卓也
-専門分野-
循環器内科・冠動脈インターベンション
-専門医等-
日本循環器学会認定循環器専門医
日本内科学会認定内科医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
PFO閉鎖術実施医
“苦手”だった循環器の分野へ
初期臨床研修は、京都にある宇治徳洲会病院を選びました。救急の患者さんが非常に多い病院で、さまざまな重症患者さんの治療にあたりましたが、そこで感じたことは、循環器疾患における治療のスピード感です。1分1秒で急変することのある分野であり、学生時代は循環器疾患が一番難しく感じ苦手でしたが、患者さんの救命に一番貢献できると自分なりに感じて、初期研修後は循環器内科の道を選択しました。以来、心臓病センター榊原病院で8年間、患者さんに対して最善の治療・判断ができるように修練を重ねてきました。
同病院は循環器内科の医師だけでも約20名が在籍する大所帯。ある程度、治療を指導できる立場になりましたが、習得した知識やスキルを駆使して、自身の経験値をさらに高めるために米盛病院に入職しました。病院のすぐ近くに大好きな海があったのも背中を押した大きな理由の一つです。
患者さんとのコミュニケーション
患者さん・ご家族との円滑なコミュニケーションは、医療提供と同様に大切にしていますし、医師としての大事な素養だと感じています。
治療方針などを丁寧に説明してしっかりご理解いただくことで信頼関係が醸成され、お互いにトラブルを避けられるのはもちろん、患者さんにとって最善の治療をスムーズに受けていただくことにつながることは言うまでもありません。振り返ると、患者さん・ご家族との関係性で、診療後に後味の悪さを感じたことはほぼなかったのは、コミュニケーションを大切にしてきた結果かなと思います。
相手を尊敬するということ
看護師や臨床工学技士など、スタッフから教わること・学ぶことが多く、医療に携わる仲間として相手を尊敬することが大切だと考えています。患者さんに対しても、思いを尊重するように心がけています。時には、「治療を望まない」という方もいらっしゃいます。その際は、何度もお話をし、患者さんの不安な気持ちに少しでも寄り添えるように取り組んでいます。「心臓」だけを診るのではなく、コミュニケーションを通じて、「こころ」のケアをおこなうことが大切だと思っています。
施設のさらなる充実を目指す
自分が入職したことで、虚血性心疾患を専門とする医師が3人体制になり、これまで以上にやれることが増えるのではないかと感じています。先生方と協力しながら、施設基準の認定を目指し、まずはIMPELLA(補助循環用ポンプカテーテル・経皮的補助人工心臓)の導入に取り組んでいきたいと考えています。
当院は先生方の技術もさることながら、ハイブリッドERやハイブリッドOR、アンギオ装置、民間救急ヘリ、ドクターカーなど素晴らしい設備が整っています。1分1秒単位でさらなる最善の治療ができるようになれればと思っています。
とにかく魚釣り!
海が好きだと先にお話ししましたが、大学時代はヨット部に所属していました(練習は琵琶湖でしたが)。割と強くて西医体では優勝した経験もあります。
趣味はもちろん海釣り。釣った魚や市場で買った魚をさばいて食べることも好きです。まだ行けていないですが、枕崎や南大隅から船で釣りに出かけたいと思っています!
(釣果写真キャプション:京都府 舞鶴港にて ブリ12kg)